完成した注文住宅に入居するまでにやっておくべき事

注文住宅が竣工してから入居するまでにやっておくべき事は数多くあります。まず、注文住宅の建物が竣工した後、第三者による完了検査を経て行われる竣工検査には、できるだけ立ち会うようにしましょう。竣工検査は、施主、施工会社の担当者、工事責任者の三者で完成した注文住宅に不具合が無いかどうかを確認する検査です。ここで不具合があった場合は手直しが行われます。

不具合が無く、問題ない状態だと確認出来た場合は、引き渡しの手続きが行われ、施主の代金決済完了と同時に登記が行われます。そして、施主は工事完了引渡証明書や確認済証、保証書、鍵などを受け取り、正式に建物が施主のものとなります。建物が施主に引き渡された後は引越に向けての準備に入らなければなりません。引越業者のサービスを利用する場合は、なるべく早い段階で予約を入れる必要があります。

予約完了後は、新居に持っていく荷物があるのであればその整理と梱包を行い、新調する家具や家電がある場合はその購入を済ませます。これからの生活で不要なものがある場合は、これを機に思い切って処分してしまうのも良いでしょう。引越準備と並行して進めていく必要があるのは、行政機関などへの申請や届出です。転出届、印鑑登録の廃止、国民健康保険の資格喪失届の提出や、電気、水道、ガスなどのライフラインの契約名義の変更、テレビ放送の受信契約の内容変更、金融機関や保険会社、電話会社などの住所変更など、たくさんの手続きを済まさなければなりません。

施工会社によってはライフラインに関する手続きについて代行してくれる場合もありますが、基本的には自分自身で一つ一つ片付けていかなければなりません。入居前の準備は非常に手間がかかりますが、期日が決まっている以上はそれを守る必要があります。準備は予め計画をたててから始めていきましょう。