注文住宅で間取りを決める基本的な手順とは

自由設計の注文住宅であれば、自分たちの好みや条件に合わせながら、柔軟に間取りを決めることが可能です。とはいえ、やはり必要最低限の専門的な知識や経験が必要になるため、特に素人の方であれば様々な資料や専門家の提案から、参考になる情報を集めて取捨選択し、最終的に自分たちが理想とする間取りを絞り込んでいくことが求められます。そこで間取りを決める基本的な手順を知っておくことで、情報の収集から間取りの決定までスムーズなプランニングが期待できるでしょう。まず家族と一緒に意見やアイデアを出し合い、大まかな間取りのイメージを作ることからスタートします。

この際には最初から完璧を求めるのではなく、部分的かつ断片的でもいいので、それぞれが考える理想やアイデアを出し合いましょう。例えばキッチンは動きやすく開放感のあるアイランド型が欲しい、寝室と書斎は別々にしたい、洗濯機の場所はベランダの近くに設置したい等、何でも構いません。また普段から住宅メーカーのサイトや専門誌あるいは折込チラシをチェックし、気に入った部分を切り出しておいて、話し合いの際にそれを参考にするのが理想的です。特に建売住宅のサイトや専門誌などは、間取りやインテリアの流行を捉えているケースが多いので、注文住宅にこだわることなく、参考にしてみるのもよいでしょう。

そして最後は住宅メーカーに直接相談し、自分たちで話し合ったことを踏まえ、間取りの要望や条件を伝えます。ただし住宅メーカーからどんなに魅力的な提案をされても、決して急いではいけません。必ず複数の住宅メーカーに相談し、どの会社の提案が自分たちの理想に近いのか、それぞれのプランや見積もりをじっくり比較検討します。そこで疑問があれば何度でも相談や問い合わせを繰り返し、最終的な間取りを決定します。

同時に相談の過程で信頼できる住宅メーカーを見極め、注文住宅を依頼したい会社を絞り込みましょう。