注文住宅を建てるまでの流れについて

注文住宅が完成するまでの流れとしては、まず施工会社からプランの提案を受けて打ち合わせを行います。さらに図面を作成して工事の見積りが提示され、問題がなければ請負契約を締結し着工という流れになります。実際に建物が完成するまでの期間は施工会社によって異なるので各社のプランを比べるとよいでしょう。入居までの一般的な期間はハウスメーカーや工務店が6か月から9か月ほど、設計事務所は10か月ほどとされています。

注文住宅の工期は工法や規模によって異なりますが、木造2階建てで床面積110平方メールが120日というのが一般的な目安です。大手のハウスメーカーは規格化された建材や設備を多く使用するため工期が短い傾向があります。反対に設計事務所はこだわりの建物を造るので、ハウスメーカーと比べると工期が長くなるのが通常です。工務店は地元に密着したきめ細かなサービスを提供しているという特徴がありますが、実際の経営スタイルは企業によって異なります。

社長自身が大工でもある小規模な工務店もあれば、ある程度広い地域でハウスメーカーのように複数の店舗を展開しているケースも存在します。きめ細かなサービスを提供する小規模な工務店は設計事務所とほとんど変わりがありません。引っ越しの時期が決まっている場合には予め担当者に伝えておくとよいでしょう。全体のスケジュールは引っ越しの予定日から逆算して決めるのが効率的な方法です。

一般的に注文住宅のプランが決まるまでにはハウスメーカーであれば3回から4回、工務店は4回から5回の打ち合わせが必要になります。設計事務所に依頼する場合は5回から6回の打ち合わせを行うのが通常です。