防音室を完備する注文住宅の設計と用いる資材類

楽器演奏をしているご家庭では、賃貸アパートやマンションの場合は騒音問題に発展してしまうので、ヘッドホンを利用したり、ライブハウスを借りて練習をしている方も少なくはありません。ヘッドホンでは対応できない楽器もあるので、音楽活動を行っていると、練習をする時間を確保することに苦労してしまいます。このような楽器演奏を行う家族がいるご家庭で、後に注文住宅を建てることになった場合、防音室を最初から設計に入れてもらう方法で自宅をスタジオに変えることが可能になります。ライブハウスを利用した経験がある方は気付くことが多いのですが、まずはドアの厚みが一般家庭向けとは異なります。

金属製で厚みがあり防音パッキンを取り付けたドアを完備することと、床下には十分な厚みの防音材を敷きつめること、壁の内部にも同じように防音マットや防音シートを入れる方法、天井にも同じように施工することで完全な防音室を作り出すことができます。レンタルスタジオの場合は、窓ガラスが無いことが多いのですが、注文住宅を建てる際には窓ガラスについては施工会社と十分に話し合うことが必要です。本当のスタジオではないことから、窓ガラスが無い空間では湿気の問題や、常に照明器具を使わないとならない問題が出てしまいます。更に楽器演奏をしなくなったり、独立して生活を送るようになった際には、使い勝手の悪い室内になる可能性はあります。

問題を解消するには注文住宅を建築する会社に相談をしてみて、高い防音効果のある窓ガラスを採用することは勿論のこと、後に簡単に撤去できる内窓で対応をするなど、アイデアによって施工法が異なります。施工会社の中には防音に詳しいスタッフが在籍していることも多いので、やはり設計段階で最適化してもらうことがベストです。