ライフスタイルによっては北向きの家が良い

一般的に南向きの家と比べると、北向きの家はやや敬遠されがちですが、ライフスタイルによっては北向きの家が向いている場合もあります。近年では共働きの家庭も増えていて、子供がいても高学年であり、昼間は家族が出払っていて、家には平日は誰もいないと言う家庭も非常に多く見られます。仕事や学校などで朝家族全員が出かけると、夕方以降まで誰も帰宅しないと言う場合には、家の日当たりをそれほど気にする必要はありません。南向きの家の場合には日当たりが良いので、昼間は電気なしで過ごすことができ、明るい点が大きなメリットにはなりますが、普段から昼間には家にあまり人がいない状態であれば、南向きのメリットはそれほど関係なくなります。

このような場合には、比較的安く家を手に入れることができる北向きの家のメリットは非常に大きいと言えるでしょう。また良質な家具を使っている家庭も多いかもしれませんが、このような家庭も北向きがオススメといえます。素材にこだわり良質な家具を好み使っている家庭では、どちらかと言うと直射日光の当たらない北向きの家は非常にお勧めです。南向きの家となると強い直射日光が入ってくることもあり、場合によっては家具が日焼けしてしまうこともあるでしょう。

本来であればもっと持つはずなのに予想よりも早く買い替えが必要になる可能性もあります。この時に北向きの家の場合には、家具に直射日光が当たらずに劣化を最小限に抑えることが可能です。これはフローリング材などにも同じことが言えるでしょう。